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会長挨拶

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日本コミュニケーション障害学会第39回学術講演会の開催にあたって
日本コミュニケーション障害学会
第39回学術講演会会長 進藤美津子

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このたび日本コミュニケーション障害学会第39回学術講演会を、2013年7月20日(土)~21日(日)の2日間、東京都千代田区の日本歯科大学生命歯学部富士見ホール・九段ホールで開催させていただくことになりました。
(ところが、緊急の事情により、開催直前に上智大学(四谷キャンパ ス)の校舎での開催に変更することになりました。)

開催テーマは「生きる、伝えあうーことばを紡ぐ、こころを織りなす、いのちをつなぐー」です。あたかも糸を紡いで縦糸と横糸が織りなすように、コミュニケーション障害を持つ方々と言語聴覚士との伝えあい、臨床と研究が織りなす本領域の原点に立ち戻り、深く考え、連携を図り、支援のあり方についてさらなる一歩を進めたいと考えております。

シンポジウムは2題。その1「食べることと生きること」では、食べることと生きることがコミュニケーションの障害にどのように関連していくかという大きな問題を、生命哲学や老人介護施設、小児療育センターの専門家の臨床や実践のお話を踏まえて考えていきたいと思います。

その2「これって本当に構音障害?」では音響学や音韻論、構音障害の専門家の立場から、ラ行音がダ行音になるような構音の誤りと考えられるような現象について、それぞれの視点から語って頂きます。

特別講演は整形外科医で高次脳機能障害になられた山田規畝子氏に「高次脳機能障害者の世界から~会話の力」についてお話頂きます。

教育講演は3題。その1「臨床に活きる研究的姿勢を」では、水田 秀子 氏(藤井会リハビリテーション病院)に臨床と研究が織りなす模様を語って頂きます。

その2「新生児聴覚スクリ―ニングと小児の人工内耳と脳の可塑性」では加我君孝氏(国際医療福祉大学三田病院、東京医療センター・臨床研究(感覚器)センター)に最新情報についても語って頂きます。

その3「脳機能から見た発達障害」では鳥居深雪氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)に、コミュニケーションが取りにくい発達障害児の問題を脳機能から考え、必要とされる配慮について話して頂きます。

モーニングセミナーは4題。同1「言語聴覚士が行う正しい摂食嚥下障害への対応について」:西脇恵子氏(日本歯科大学附属病院)、同2「小児発達障害の初期評価」:石田宏代氏(元北里大学 医療衛生学部)、同3「喉頭摘出患者さまへのサポート」:左田野智子氏(東京医科大学 八王子医療センター)、同4「失語症の初期評価」:土橋三枝子氏(虎の門病院 リハビリテーション部)に、各テーマについての基礎を分かり易くお話して頂きます。

学術講演会初日の夜には、会場近くの飯田橋駅付近で懇親会を行います。「生きる、伝えあう」のテーマの実践として、参加者の皆様の親睦を深めて頂ければ幸いです。

皆様のご期待に答えられるように、上智大学言語聴覚研究コース修了生・在学生・教職員が心を一つにして、誠心誠意準備を進めております。一人でも多くの方々の演題発表ならびにご参加を心よりお待ち申し上げております。

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第39回
日本コミュニケーション障害学会
学術講演会

期日 2013年7月20日・21日
会場 上智大学 四谷キャンパス
会長 進藤 美津子
   上智大学
   言語聴覚研究センター
事務局長 原 惠子
   上智大学
   言語聴覚研究センター
事務局 〒102-8554
東京都千代田区紀尾井町7-1
上智大学
言語聴覚研究センター

電話・FAX
03-3238-3557
E-mail

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